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inkインタビュー 田頭茶舗 吉長邑彩氏

inkインタビュー 起業マインドを先輩経営者から学ぶ!!

inkインタビューとは、先輩経営者のエピソードを伺い、コロナ禍のような、誰もが予測しない困難が起こった時、どんな環境下でも、乗り越えていく、マインドを学びます。

 

田頭茶舗 吉長邑彩氏

日本茶の製造・販売茶道具販売関連会社イメージファーム株式会社での日本茶カフェを広島・福岡・東京でも展開している

 

事業をはじめたきっかけは?

「会社は今年90年目で私が3代目なのです。私は継ぐ気持ちはなくて、30年前に兄が継いでいたけどお茶屋だけでは嫌だと言ってホテル業を始めて…それが大借金を抱えてしまって3年で15億円かな?家も何もかも売ってしまう状態で細々とお茶屋をする状態で、突然父から私が名ばかりの社長になれと言われて…それが13~14年前の話です。30代は病気にもなり、子供を2人育てながら本当に色々ありました。40歳になり病気も治りつつの生活を送っていると、飼っていた「うさぎと亀」が亡くなってしまい…子供達も大学に行ってしまいもぬけの殻状態になったのです。そんな中、再婚した夫は物凄く働いている状況で私は一体どうすればいいの?という思いになっている時、父が倒れてしまい。会社は今どうなっているだろうと見に行くと、父が細々としていて…借金はまだ山ほどある状態で、売上の3倍借金がある状態でした。それを見て「ちょっと待って!!これ全部私の借金なの??」という衝撃で…。目が点になり、どうしたらいいの?と思ったけど辞めても借金だけが残ってしまう。だったらやるしかない。と決意しました。」

 

 

事業が軌道にのっていく驚きの理由…

「玉泉院でお葬式の返礼品としてお茶を取り扱ってもらうようになり…。そうしていると、経済評論家の人が今年1番美味しいお茶に出逢ったと話してくれたみたいで…。発注が急に1000件来て、その頃はカード決済もない時代で銀行に振込が確認されてから発送するような状況でした。従業員は少ししかいないので皆が必至で大変。急にこのような状況になり発送が遅れる事でクレームも出てしまい…。経済評論家の人に手紙を書いたのです。するとネットに大変な状況である事を知らせてくれ、そんな事がきっかけで御縁として繋がりを持つようになりました。するとシアトルからお客様が来るからお茶を持っていっていい?と連絡が来たり、シアトルで試飲会をする事になったりして20店舗位あるお寿司屋さんにお茶を出す事に…。本当に色々な出会いがきっかけでした。私は考える前にやるしかないと思う性格なので…とにかく行動します。」

 

 

驚くような事も笑顔いっぱいで話してくださる吉長社長。

 

 

事業している人やこれから目指す人に向けたメッセージ

「私は100%信じる事ができるタイプ。多くの人が99.9%なのです。でも99.9対100は100対0と一緒なんですって。この0.01上手くいかないかもしれないと思ったらダメ。ないない尽くだった所からスタートしたのだから。きっと大丈夫。私は海外を最初からずっと見ていたから叶っている。そうじゃなかったら少し違う事になっていたかもしれない…。信じるという事が1番大切。今はzoomなどで世界が凄く小さくなっているように感じます。行動すれば繋がれる可能性がある。ピンチはチャンスです!スタッフにもよく話している事があって…。新幹線に乗っている人と自転車に乗っている人は目が合わないでしょ?新幹線同士の人で目が合うの、だから走り続けている人にはチャンスがくる。」

 

 

今後は海外含めてフランチャイズ展開でも事業を広げていく予定だという吉長社長。「結局、好きなコトを続けているのよ」という表情から溢れる未来への熱い想いを感じる時間でした。