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inkインタビュー ㈱平山友美フードトータルプランニング 平山友美氏

inkインタビュー 起業マインドを先輩経営者から学ぶ!!

inkインタビューとは、先輩経営者のエピソードを伺い、コロナ禍のような、誰もが予測しない困難が起こった時、どんな環境下でも、乗り越えていく、マインドを学びます。

 

株式会社平山友美フードトータルプランニング

「食」の作る現場から売り場までのトータルプロデュース。広島を中心にテレビ出演、新聞連載でご活躍。

平山さんのYoutubeチャンネル「大人女子の愛されるお取り寄せ

創業きっかけ?

創業のきっかけ・・・と聞かれると、いつも困ってしまいます。この仕事をはじめて20年以上経つのですが…起業なんてまったく考えていなかったんです。だから創業準備は何もしていなかったし、事業計画書なんて書いたこともありませんでした。主婦から、いきなりの起業。実は、就職した経験もなくて…。ただ「主婦から起業した」っていうのは珍しくないと思うけど、ほとんどの方は、過去に1度は就職した経験があると思うんですよ。でも私の場合は、まったく就職したことがないまま、いきなり経営者になったのです。

 

なぜ経営者になったのですか?

はじめは小さな料理教室をしていたんですよ。時々、企業からレシピ作成の依頼がくることはあったけれど、ほとんどが自分の企画した教室の運営だけでした。でも今から思えば、その時の教室の内容が当時にしてはちょっと変わった内容でした。毎回、日本の祭事にちなんだテーマを決めて、例えば「端午の節句」とかね。その祭事にちなんだアレンジ料理を提案したり、「なぜ、端午の節句に柏餅を食べるのでしょうか?」といったお話をして、食材の旬や行事食の意味を伝える内容でした。今は「食育」って、ほとんどの人が知っていますが、まだ食育基本法という法律ができる前のことでした。そのころの私の教室を知った方が「アメリカのスーパーマーケットの視察研修に参加してみない?」って誘ってくれたんです。スーパーマーケットっていう業態はアメリカから入ってきたものです。日本に食育基本法が制定される前に、アメリカではすでに日本の食育にあたる取り組みをしていたんですよね。日本で「食育」って言われても何をしたらいいのか・・・って、誰もが模索していた頃、私の教室内容をみて「あなたが今、している事はまさに食育だと思う!」と言われたんです。その研修に参加したことがきっかけで、スーパーマーケットや卸業、メーカーなど色んな企業との仕事が一気に増えていきました。はじめは、分からないことだらけでしたが、色んな現場を経験させてもらううちに、自分から積極的に提案できるようになっていきました。いつの間にか、教室よりも企業との仕事が多くなっていました。そんなとき、「法人化した方がいいのでは?」と言われた事がきっかけで、経営者になりました。

法人名に個人のお名前を付けている理由を教えてください。

ある方にね、「桂由美さん、たかの友梨さん、森英恵さんとか…、女性で成功している人は、みんな自分の名前をブランドにしているでしょ。あなたも自分自身を商品にしないと!」と言われて「なるほど!」と思ったのです。自分のやることに責任をもつ意味でも自分自身の名前を入れた社名に決めました。

 

創業する・している人に向けたメッセージはありますか?

よく「私は、自分の専門外のことは全部、人に任せているの」と話すと、「お金がないから人に頼むのはムリ」と言われる事が多いんです。確かに、人に頼むとお金がかかります。でも自分の得意とするところに集中できる時間が手に入ります。分からないことや苦手なことを無理して自分でやると、効率も悪いし、結果的にお客様に納品するもののクオリティも下がってしまう。自分ができる最高のものを作り上げるためには、専門外のことに時間をかけない、その道の専門家に任せる、そういう考え方って必要なんじゃないかと思うんですよね。それに、レベルの高い専門家とチームになって1つの仕事できるのは、楽しい! 1人でやるよりも次の仕事に繋がる可能性が広がってきます。だから「プロに任せる」という選択肢も大事にして欲しいなと思います。

 

Information

株式会社 平山友美フードトータルプランニング

Tel (082)881-0499
web ft-planning.co.jp
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